設立三十周年記念事業の開催

2016.12.01, 未分類

 ●記念事業への取り組み
         ~もっと前へ進もう~
 弊社は去る平成二十六年(2014年)六月をもって設立三十年周年を迎えた。
 同年六月、株主総会が終わると役員や社員諸氏からこの節目をバネに“更に十年後を目指そう!”との声が掛かり、全社挙げて“設立三十年記念事業”に取り組むことになった。
 遡ること十年前、設立二十周年では役員会からの提案により記念事業として社員会を中心に家族と共に参加する懇親会を開催、加えて「二十周年記念誌~われら北よりを発信す~」と題する記念誌を発行、家族との交流を深めると同時に会社の歴史を辿る有意義な事業となったことは記憶に新しい。
 今回、再び「もっと前に進もう!」との声を聞きながらこの十年間の足跡を振り返ると、長期に渡る厳しい経済情勢の中で“何とかここまで辿り着いた”という切実な実感に打たれ、同時に胸を張って“みんなでお祝いも兼ねた記念事業にしよう!”との感謝の気持で一杯、是非とも社員のチベーションを上げる内容にしようと実行委員会を立ち上げた。委員会での諸準備では全員が参加できる方策を模索、行事内容や開催日程は各自の都合で選択出来るよう幾つか用意、予算は可能な限り個人負担を軽くするため二年間で“積み立て”をするなど、社員のニーズに合わせ様々な視点から要件を吟味した。“記念事業”と言う団体行動はお互いの理解と協力がなければ実現しない、大勢の意見を“ひとつ”にまとめるためにはそれぞれが何処かで妥協点を見出す努力が必要だが、この点、組織力でひとつの目標を達成するプロジェクトでの体験が役に立ったと思われる。諸準備に約二年間を費やしたが、その甲斐があって将に「設立三十周年記念事業」に相応しく全員協力の下で楽しく思い出に残る慶事を予定通り終えることが出来た。この素晴らしい成果は実行委員会諸君の企画力と努力の賜物であろう。

●事業概要と検討経過
          ~社員の要望を募る~
 平成二十六年七月、株主総会直後の役員会に於いて記念事業はあくまでも社員の自主性と自発性を尊重することを主旨として、必要に応じてアンケート調査を行い社員の要望に沿って計画立案から実行までを推進する実行委員会を設置することに決定した。委員会のメンバーは幹部と一般社員の数名による顔ぶれ、秋が近づいた頃、アンケート調査を分析した結果、要望の多い“海外(台湾)旅行”と“車椅子の寄贈”(ボランテア活動の一環)の二件を選考することになった。概略や要件、費用などを旅行代理店や福祉関連団体に問い合わせ詳しく調べたところ、“海外(台湾)旅行”では参加者全員のパスポート取得と旅行日程は少なくとも3泊4日を必要とする、“車椅子の寄贈”は福祉現場の多様なニーズに対応するためには“特別注文”が相応しいなど、幾つかクリアしなければならない課題が明らかになった。様々な視点から検討が行われ弊社の実情や実現性を考慮した結果、海外旅行は国内旅行へ変更、車椅子の寄贈は別な機会に譲り、別途、「設立二十周年記念誌」の“続編”としてこの十年の社業を整理し「設立三十周年記念誌」を発行することになった。国内旅行については改めてアンケート調査を行ったところ、記念事業には“富士登山”が最も相応しいとの要望が多数を占め委員会の協議を経てこれを採択、実行予算は個人負担の他に、これを軽減すべく社員会支援金と会社支援金を加えて予算化する方針が固まった。また、旅行工程は各人の体力や気力に合わせ“登山”と“周遊”のふたつのグループに分け、いずれも日程は二泊三日、千歳空港から羽田空港を経由し観光バスで東名高速道路を南下し山梨県に入るルートを原案に旅行代理店と検討を重ねながら諸準備に取り掛かった。“日本一の富士山を登る”をテーマに工程と日程が各自の都合により選択出来る点がこの記念旅行の特長であり魅力となった。
 待ちに待った平成二十八年七月、先発隊の第一班(七月九日(土)~十一日(月))は参加者16名による周遊組、続く第二班(七月十六日(土)~十八日(月))は登山組(17名)と周遊組(11名)の混成チーム、このチームは途中(富士山五合目)で“登山コース”と“周遊コース”に分かれ、帰途に着く最終日に羽田空港で合流することになった。
 一方、設立三十周年記念誌発行は平成二十七年十月にメンバー十二名(オブザバーも含め)による編集委員会を設立し、前回に習い「設立三十年記念誌~われら北より発信する~」と題し、表紙の装丁や字体、その他様式は共通のデザインを施し、二ヶ月毎に委員会を開催しながら作業計画に従い骨子や章立て、原稿の手配や・校正、挿絵や写真などの編集作業を進めた結果、本年九月下旬に発刊する目途が立ち現在は最終校正に取り組んでいる。

(富士山周遊の様子はコルシャブログへ掲載しておりますので
 よろしければそちらも併せてご覧下さい。)